2012年6月27日

回顧橋

栃木県の回顧橋(みかえりはし)です。
国道400号の旧々道に架かり、付近には回顧の滝や回顧の吊橋という観光スポットがある為か遊歩道として残っています。

橋の上・・・。センターラインや標識が残り、旧道であったことが良く分かります。

親柱は残っていましたが、銘板は剥ぎ取られています。
内務省発行の本邦道路橋輯覧(土木学会附属土木図書館・デジタルアーカイブより)によると大正14年竣工の古い橋であることが分かりました。
同じくデジタルアーカイブに掲載されている戦前絵葉書を見ると、親柱と欄干は竣工当時のものではなく改修されたもののようです。

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2012年6月20日

百々貯木場

愛知県の百々貯木場です。
百々と書いて「どうど」と読みます。地名は難しい・・・。
大正時代に材木商の今井家が建設したもので、矢作川上流で伐採した木材を川で流し、ここに貯留していました。他の地域と同じく、上流にダムが出来たり、車での物流が主流になってくると使われなくなり、現在は公園となっています。
一枚目の写真は樋門で、矢作川から貯木場へ木材を入れる所です。

樋門に掲げられた銘。今井家のマークが入っています。
樋門の上に登ってみました。公園として整備され、貯木場の周辺は遊歩道になっています。
訪問時、業者が草刈りをしていたので、もう少し草は減るのかも。
樋門の上から貯木場を見渡してみました。
ちょっと場所を移動して。訪問日はとても良い天気で草と空がきれいでした。
ちなみに下に降りると虫の大群に襲われます。

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2012年6月18日

東雲橋

岐阜県の東雲橋です。 今となっては貴重なボーストリングトラスで建設された橋です。 非常に狭い(車1台分)しかない割に交通量が多い為か、下流に新橋を建設することになったようです。

シンプルな飾り気の無い親柱と欄干。後から付け足されたものかもしれませんね。
上流側から撮影。ボーストリングトラスは真ん中だけで、両脇はプレートガーダーになっています。
これはかなり前に下流から撮影したものです。とても繊細な橋であることが分かりますね。 背景に大井ダムが入り、お気に入りの一枚です。

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2012年6月15日

柿其水路橋



長野県の柿其水路橋です。 柿其(かきぞれ)と読みます。桃介さんの発電所は読みが難しい。 それはさておき、戦前の水路橋としては最大級と言われる物件で、なかなかの迫力。 塗装が雑なのは気になりますね。
上部は開放されているので、水路を流れる水が見られます。
それにしても良い天気。
水路の坑門は隧道のような装飾がされています。しかし草が元気で見えません…。
側面より。写真では伝わりませんが、かなり大きな物件で一見の価値有りです。

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2012年6月10日

長熊橋

静岡県の長熊橋です。 県道27号、安倍街道に架かる古い橋。桁6連、アーチ1連という珍しい組み合わせです。

上部はいたってシンプル。道が軽くクランク状になっているのが昔の道らしいですね。
欄干もシンプルなデザインになっています。
この橋で一番の見所かもしれない橋詰にある柵(?)。八面体がふたつずつ挟まれている凝った作り。橋本体ではなく、こんな所に力を入れているのが面白いです。
でも作りが違うので、施工したのが違う業者か後付けかもしれませんね。

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2012年6月2日

INDUSTAR 50 50mm F3.5 分解・清掃

例によって何時の間にか我が家にあるレンズ。ロシア製のINDUSTAR 50です。 レンズはきれいなのですが、絞りが固着しF16しか選べなくなっているので整備します。

といっても非常に簡単な構造で、カニ目を回すと前玉の2枚が外れます。
フォーカスリングの側面にあるマイナスネジ3本を緩めると上部の外装が外れます。 絞りの整備には関係ありませんが、外せる所は外してみるという事で。
どうも絞り羽根がくっついている様なので、ベンジンを綿棒に付けて塗布してみます。 ペタペタする事10分、羽根がカシャッと動くようになりました。 後は逆の手順で組み立てて整備終了。簡単ですね。
前回整備したXenonと比較。半分以下の小ささですね。 やはりシルバーのボディが欲しくなります。
整備が終わったら、次なるお楽しみは撮影です。 撮影地は金昌寺。
フードが無いので、ちょっとでも変な光が入るとこの有様。
以前使ったXenonと比較して、あっさり目の描写で私の好みには合わないレンズでした。

例によってオリジナルサイズのデータは Pasca に登録してあります(左上のリンクから見られます)。