2017年12月9日

Kodak Anastigmat 10.5cm 1:6.3


久々の投稿、久々のレンズネタ
素性は良く分かりませんが、コダックの蛇腹カメラに付いていたレンズじゃないかなと。


マウント部はネジになっており、現代のカメラへの取り付けは簡単そうです。


用意した材料
・42-52mmステップアップ
・25-28mmステップアップ
・52-28mmステップダウン

つまり、レンズ-28mm-52mm-42mm-M42マウントとしようという作戦です。


全部ねじ込んだ図
レンズのネジは28mmじゃないので、無理にねじ込まずに軽く固定される程度にしておきます。


母艦のNEXに装着。



首尾良く取り付けは出来ましたが、ちょいと問題点が。
このレンズはシャッターを内蔵していまして、赤丸がシャッターチャージ、黄丸がシャッターとなります。
シャッターを切ると絞り羽根が設定したスピードに合わせて開閉して撮影されるという仕組み。

現代のカメラではレンズを通してフォーカスするので、 絞り羽根が閉まっているとモニターが真っ暗な訳です。
これでは使い辛いですね。






あまりスマートではありませんが、シャッター速度をバルブにしてテープでシャッターを固定しました。
これで絞り羽根は戻りませんので、実用できるようになりました。






撮影テスト
いずれも開放6.3
レンズにヘリコイドが付いていますので、近くも遠くも問題なく使えます。
ただ陽の光が斜めから入るだけでも影響が出ますので、フードが欲しい所です。

今回はこんな所で。