the sight of doboku
主に明治~昭和初期の土木建築物を紹介しています
2022年11月26日
三島測候所
昭和5年に開設された気象観測所。
現在はエコセンターと名前を変えて資料館となっています。
正門より
2階の窓には半円の張り出しがあります。
玄関の鉄格子
内部から見るとステンドグラスと鉄格子がイイ感じに合わさります。
階段前
内部は実用的で質素ですが装飾があり良い雰囲気でした。
側面より
場所は
こちら
元町公園
関東大震災の後に建設された震災復興公園のひとつです。
その時代らしいデザインの門構えです。
昭和5年竣工。
門を通ると壁泉の付いたアーチがお出迎え。
これは水階段というものだそうです。
季節は夏でしたが、残念ながら水は流れていませんでした。
鷹?でしょうか。
公園の隅で見守ってくれています。
この公園の目玉(?)とも言える滑り台
砂場と併せてとても美しいデザイン。
とても狭くて、5歳児ぐらいまでしか使えなさそう。
公園外周部
柵も凝った造りですね。
公園の北側には同時期に建設された小学校があったのですが、訪問時には概ね解体されていました。
こちらの公園はこのまま残してほしいな…と感じました。
場所は
こちら
鶯谷駅
山手線の駅のひとつ。駅舎は昭和2年竣工で、二代目になるそうです。
当時としては珍しい高架駅となっています。
当時の木造部分が良く残っています。
最小限のメンテで管理されているようで、イイ感じです。
古レール利用の梁
これも徐々に減ってきているので、近いうちに一日かけて山手線の駅を回らないとな~
外から南口駅舎
線路上に建てられているのが良く分かります。
駅の南北を結ぶ橋
「新坂」という名前の通りになっています。
この橋も南口駅舎と同時期に作られたのではないかな~と思います。
柳川橋
八ヶ岳エコーラインが柳川を跨ぐ橋を走っていて、橋の上から目に入った橋。
上槻木という場所の県道188号に架かっています。
既に新橋へ役目を譲り、歩行者専用橋となっています。
親柱は傷みが激しく、これだけ橋名が残っていました。
欄干もかなり損傷しています。
全景
詳細不明ですが、川の名前がつくあたりからこの地域では重要な橋だったのではないかな…と思います。
場所は
こちら
犬山橋
木曽川に架かる橋のひとつ。
かつては道路と鉄道の供用という珍しい橋でしたが、2000年に道路用の新橋が完成して鉄道専用となりました。
北側より
道路橋だったからか、親柱があります。
橋台に塞がれた感じのアーチ部。
当時はどうだったのか気になります。
南側より
左右を車が走っていたので、かなり余裕のある幅です。
南側は踏切になっています。
供用時代に来てみたかったです。
場所は
こちら
2022年11月23日
折尾高架橋
西日本鉄道北九州線の折尾停留所の跡
当時は線路と折尾停留所が上にあったそうですが、現在はこの高架橋部を残すのみとなっています。
ここで鹿児島本線を跨いでいたようです。
反対側へ
自転車置き場が出来て全体が見えなくなっています。
車道部の巻き立てはねじりまんぽになっています。
他は通常の巻き立てでした。
折尾駅のホームから。
旧駅もセットで残した方が…とも思いますが、維持管理を考えたら難しいのでしょうね。
もう少し早く訪問するべきでした。
場所は
こちら
小森江浄水場
明治44年に整備された九州で3番目の浄水施設。
現在は役目を終えています。
中央の角型の建物
日本の近代土木遺産 現存する重要な土木構造物2800選
によると塩素滅菌室らしいです。
濾過池の前にある円筒形の建物
同じく2800選によると調整井との事。
フェンス越しに必死で撮影しております(笑)
濾過池は煉瓦造のようです。
排気塔
建設当時は2つあったようですが、現在は1つになっています。
浄水場の南にある小森江公園から。
今は公園になってますが、ここに4つ目の濾過池があったようです。
浄水場の建物を模したと思われる公園内のトイレ
浄水場北側のフェンスに設置された説明板より。
自宅に帰ってから調べたところ、この写真は建設当時ではなく大正時代のものではないか、との事。
確かに大正14年竣工の小森江貯水池が写っていますね。
場所は
こちら
※小森江公園の横に駐車場がありますが、月極駐車場と看板がありましたので貯水池の駐車場へ停めた方が無難と思われます。
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