前回紹介した枝光橋と同じく、新日鐵の工場専用線の施設です。
住宅地のど真ん中ですが、ここだけヨーロッパのような雰囲気です。
訪問時は専用線が通過していました。
何も知らない住民にしてみれば、何を乗せているか分からない列車が通過していく訳ですから、不気味かもしれません。
鉱滓煉瓦という、製鉄時に出る廃棄物を固めて作った煉瓦で建設されています。
普通の煉瓦とは色が違っています。
トンネルを出て直ぐの所に架かる橋。
作りからして、トンネルと同世代のようです。
趣のある親柱が健在。
当時はガス灯でも点いていたのでしょうか?
橋を過ぎると、枝光橋を渡ります。
隣の緑の橋は、現在の枝光橋です。
こちらは宮田山を越えた反対側の坑門。
全く違うデザインとなっています。
道路のトンネルなら扁額がある場所ですが、ノッペラボー。
もともと何も書かれていない、飾りなのかも。
こちらが銘板でしょう。
アルファベットで名前とスペックが刻まれています。
神戸の烏原堰堤も、こんな感じの銘板がありました。外国の技術者がかかわったのでしょうか?
こちら側にも橋が架かります。
綺麗な橋なので最近架けられたものでしょう。
親柱にアーチ橋風の意匠があります。元はアーチ橋が架かっていたのかもしれません。
現地は住宅地で、道が狭くて入り組んでいます。
例によって車の置き場はありませんので御注意を。
訪問日 2013.8.11