2015年5月15日

蛾眉橋



山形県の鶴岡市と三川町の間に架かる橋です。
蛾の触覚、人の眉の形に似ている事から、その名がついたとかなんとか。

現在の橋は昭和13年に架けられた5代目で、災害で度々架け替えられているそうです。
ぱっと見は穏やかな景色で、そんなに荒れる川には見えません。


親柱は健在。
質素ながら重厚。









歩行者用の橋があるので、横から眺めるのはこんな角度になってしまいます。









ボルト&リベット
鉄橋!って感じです。










近くに碑があります。
これは昭和53年に地元の保存会が建立したものとか。
漢文なので、翻訳した案内板が欲しいです。


橋詰に蛾眉公園がありますので、車で訪問の際はそこに駐めると良いでしょう。

場所はこちら

訪問日 2013.9.23


















二ノ瀬橋


最初期のRCトラス橋、という事になっていますが…
そこにあると知らなければ、間違い無く素通りしてしまう程の廃れっぷり。
鉄筋が露出し、崩壊は時間の問題かもしれません。

旧道部は完全に藪に覆われており、現二ノ瀬橋からも見る事は困難です。


場所はこちら

訪問日 2011.11.20


宮田山トンネル


前回紹介した枝光橋と同じく、新日鐵の工場専用線の施設です。
住宅地のど真ん中ですが、ここだけヨーロッパのような雰囲気です。
訪問時は専用線が通過していました。


何も知らない住民にしてみれば、何を乗せているか分からない列車が通過していく訳ですから、不気味かもしれません。









鉱滓煉瓦という、製鉄時に出る廃棄物を固めて作った煉瓦で建設されています。
普通の煉瓦とは色が違っています。








トンネルを出て直ぐの所に架かる橋。
作りからして、トンネルと同世代のようです。









趣のある親柱が健在。
当時はガス灯でも点いていたのでしょうか?









橋を過ぎると、枝光橋を渡ります。
隣の緑の橋は、現在の枝光橋です。










こちらは宮田山を越えた反対側の坑門。
全く違うデザインとなっています。








道路のトンネルなら扁額がある場所ですが、ノッペラボー。
もともと何も書かれていない、飾りなのかも。









こちらが銘板でしょう。
アルファベットで名前とスペックが刻まれています。
神戸の烏原堰堤も、こんな感じの銘板がありました。外国の技術者がかかわったのでしょうか?







こちら側にも橋が架かります。
綺麗な橋なので最近架けられたものでしょう。
親柱にアーチ橋風の意匠があります。元はアーチ橋が架かっていたのかもしれません。


現地は住宅地で、道が狭くて入り組んでいます。
例によって車の置き場はありませんので御注意を。

訪問日 2013.8.11







枝光橋


新日鐵の工場専用線が通っていた橋です。
現在は隣に新しい橋が架けられ、この橋にはLNGのパイプが通っています。


橋の下より。
黄緑というか水色というか、良いカラーリング。
これでもかってぐらいリベットが打ち込まれています。






いいですねぇ。
見事なタイドアーチ。
町中にどんと居座る姿は、東京神田の松住町架道橋を思い出させます。









残念なのは全体を見渡せる場所が少ない事。
町中にあるので、車で訪問すると置き場に困る事になるでしょう。

場所はこちら

訪問日 2013.8.11









山寺駅転車台






山寺駅の構内に残る転車台。
線路が撤去されているので、既に使用されていないようです。


木造+波トタン屋根の味わい深い操作小屋。
駅の西側の踏切側から近くまで行けたみたいですが、山寺に行くことで頭がいっぱいで、あまり詳細に観察できませんでした。






 おまけの山寺駅舎。
寺院風になっていますが、結構新しめです。



場所はこちら

訪問日 2013.4.28