2012年3月12日

熊井隧道


高知県の熊井隧道です。
明治38年に竣工し昭和14年まで県道でしたが、現在は町道となって余生を送っています。
現地の看板曰く、トンネルを見た当時の人は「トンネルというものは入口は大きいが出口は小さいものぢゃのう」とか言ったそうで、現地で入口の前に立つと「ああ、なるほど」と当時の人の気持ちを理解することができます。


扁額・・・工天代人?人が天に代わってつくるって事でしょうか?古文は苦手です。


内部の様子。白化が無くとても良い状態だと思います。100年以上経過しているとはとても思えません。


反対側に出ました。こちらもオリジナルのままでしょう、とても良い状態です。


無念の手ぶれ。「道隧井熊」と書いてあるはず。

今も利用されている為か、とても綺麗な状態で気に入ってしまいました。
古いトンネルにありがちな陰湿な雰囲気が無いのも良いですね。近くを通った時は是非訪問していただきたい物件です。

場所はこちら