2012年12月15日

牛伏川フランス式階段工

長野県の砂防施設です。
小さな段々で流速を落とす仕組みですね。 以前は荒れ放題だったとの事ですが、公園として整備されて出来たばかりに見えるぐらいきれいになっていました。 夕暮れ時に来てしまったので、写真はこれ一枚っきり。雪が積もった時期にでも再訪問したい所です。

場所はこちら

訪問日 2012.8.26

2012年12月12日

万歳橋

長野県の万歳橋です。
草が絡んで廃橋の雰囲気ですが、市道として供用中の橋です。

現国道から見ると谷底にちょこんと架かっているように見えます。
現在の国道に架かる万歳大橋の橋詰にある脇道から下っていくと現地に到着します。
見かけは古いものの、しっかりした橋です。恐らく旧国道でしょう。
いろいろ置かれていますが親柱も現存。
残念なのはサイドからの視点が、遙か上空にある国道からのみな事でしょうか。

場所はこちら

訪問日 2012.9.29

2012年12月11日

第二高原川橋梁

岐阜県の第二高原川橋梁です。 神岡鉄道の橋梁としては昭和41年の開通ですが、土木学会の歴史的鋼橋調査台帳 によれば元は大正5年のものらしい。鉄道院と書いてあるので、別の鉄道からの移設と思われます。

国道からは写真のように見下ろす位置にあります。 しかし橋の真上あたりの路肩に踏み跡があり、線路まで下る事ができます。 「マニア道」ってやつですね。
銘板が残っています。訪問時は90mmの望遠しか無かったので銘板を読み取る事ができません。 近付けば良いじゃん、という所なのですが・・・
ご覧の通り柵があって進めません。 脇からスルリと行きたい所ですが、一瞬でも空中に身を乗り出すのはなかなか勇気がいります。
背後にはトンネルがあります。信号機?も残っていて廃線の雰囲気を味わう事ができます。

場所はこちら

訪問日 2010.9.19

2012年12月4日

和田嶺隧道

長野県の和田嶺隧道です。
近代デジタルライブラリーに 掲載されている「本邦道路隧道輯覽」によれば、昭和7年竣工の古いトンネルとか。 坑門は改修されていますが、オリジナルを崩さないよう配慮して工事された模様。 他の改修工事にも見習ってほしいものです。

壁柱の頂部にプレートが貼り付けてあります。

Kun Penoj de la Homaramo.
人類愛の努力をもって
Por la Vojo de la Homaro.
人類の願望の為め

現地の説明板より。
どんな想いを込めて掲げたんでしょうか。その辺りの説明があると良かったのですが。
南側の坑門は本来の坑門を継ぎ足した感じがします。もしかしたらオリジナルの扁額が 埋まっているかも?
場所は変わって北側の坑門です。
こちらはオリジナルのままです。

後継の新和田トンネルが建設されたものの、有料道路の為まだまだ国道として現役です。

場所はこちら

2012年11月29日

Konishiroku Hexar 75mm F3.5

コニカの前身、小西六写真工業の製造した輸出用引き伸ばしレンズ・・・らしいです。
レンズの周囲に塀があるみたいで面白いデザインです。

マウントは引き伸しレンズの世界では一般的な39mmのスクリューマウント。
絞りは3.5~16。数値ごとにクリックがあって使い易いです。
内側の縁にはネジが切ってあり30mmとなっています。 外側の径は40.5mmぐらいなので、その径のキャップがピッタリです。
引き伸し機など持っていないので、撮影に使って見る事にしました。
用意した素材は・・・

(左上)中間リング
(右上)M42ヘリコイド
(左下)レンズ
(右下)39mm->42mm変換アダプター
全部くっつけた姿。チープですねぇ。
ISO 200 WB Auto SS 1/350 F5.6

撮影テスト・・・。
見てくれはBADですが、性能はなかなかじゃないでしょうか。
35mm換算で約112mm、最短撮影距離が約4m。ちょっと使い辛いかも。
ISO 200 WB Auto SS 1/3000 F3.5

ピントが合った所はピシッと写ります。
ISO 200 WB Auto SS 1/1500 F3.5

怪しい
ISO 200 WB Auto SS 1/500 F5.6

無限遠もちゃんと出ています(たぶん)。
ISO 200 WB Auto SS 1/1500 F3.5

紅葉は難しいですね・・・。
ISO 200 WB Auto SS 0.7 F3.5

中間リングを足す事で20cmのマクロ撮影も可能です。

試写のオリジナルデータは例によって Picasa に登録していますので、興味のある方は左上のリンクからどうぞ。

2012年11月26日

文命用水の発電所

内山発電所

酒匂川から引き込まれる文命用水にはいくつか発電所があります。
まず用水の取入口にある内山発電所。 南足柄市のWEBページによれば大正7年竣工とか。残念ながら訪問時は工事中で、 外観を見る事はできませんでした。

内山発電所を出た水は全て文命用水にまわり、用水は酒匂川をくぐります。
文命隧道

用水の入口は見つけられませんでしたが、出口はこちら。 「文命隧道」の扁額が掲げられています。
恐らくアーチ状の坑門だと思われますが、水量が多いので要石しか見えません。
文命橋

隧道から少し進むと古い橋が架かっています。橋名は「文命橋」。 水路の名前を冠しているだけあって、一番大きな橋です(戦後に架設された橋は除く)。
親柱によれば昭和6年竣工ですから、この先にある福沢第一発電所と同時期のものです。
福沢第一発電所・入口

文命橋を過ぎると文命堤と呼ばれる場所に出ます。 ここに福沢第一発電所の入口があり、立派な門柱が出迎えてくれます。
何か書いてるのですが読めない・・・。 ネットの情報によれば福澤第壱發電所と書いてあるそうです。
正門側からでは様子が良く分からないので、裏にまわってみます。
先程の文命橋から水路沿いに道があります。
福沢第一発電所

発電所の裏側に出ました。この高低差で発電を行います。
発電所構内に設備跡らしきものが・・・。余水路でしょうか?
放水口。 上の取水口とは対照的に、勢いよく水を吐き出していました。
放水口のすぐ側に、古めかしい橋が架かっています。
小松原橋

橋名は「小松原橋」。文命橋と同じく昭和6年の竣工です。 水路に架かっている橋の中では、最も凝った欄干を備えています。
?橋
相生橋

小松原橋を過ぎて水路を進むと、同じような橋がふたつ。 「相生橋」と・・・もうひとつは読めませんでした。 それぞれ昭和5年、昭和4年竣工と発電所より早く完成したようです。
更に水路を進むと福沢第二発電所の取水口に当たります。
福沢第二発電所

周囲に草が生い茂って埋もれ気味ですが、第二発電所の全景。 第一発電所と良く似た造りです。
新遠藤島橋

第二発電所より水路を進むと、いよいよ終わりが見えてきます。 ここは文命用水に架かる最後の橋「新遠藤島橋」。 「新」なのはコンクリートアーチの上に架かる橋で、下の部分が遠藤島橋・・・なのかな?
新遠藤島橋を過ぎると最後のストレートに入ります。
文命用水・放水門

ここで酒匂川と合流。文命用水の終点となります。
合流地点の水門には、大きい扁額が掲げられています。

大規模な施設はありませんが、発電所好きなら楽しめるエリアだと思います。 休日の散歩にはちょうど良い場所でした。

訪問日 2012.11.10

2012年11月16日

国界橋

愛知県の国界橋です。
「国界橋」という橋は日本中の県境にあって、ここは愛知県と岐阜県の境に架けられています。 岐阜県庁のWEBサイトによれば昭和11年竣工、方丈コンクリートラーメン構造という橋、との事。

国道の、県境の橋ということもあってか凝った親柱です。 かつては柱の上に電灯が点っていたのでしょう。 銘板は全て失われています。電灯共々、戦時中に供出されてしまったのでしょうね。
岐阜側からの橋の様子。 新道が出来て県道に格下げとなった為、橋周辺はとても静かです。 河原でまったり過ごすには良い場所でした。

場所はこちら

訪問日 2010.5.15