以前から触ってみたかったカメラ、Kodak DC4800 Zoomが手元に巡ってきました。
300万画素のカメラが12年前。そんなに時間が経っていたっけ?というのが初めの感想。
思えば始めて買ったデジカメがFinePix 4500だったから、確かに12年経過している・・・時の流れは早い。
そんな昔話は置いておいて、現在目の前に鎮座しているブツを見ていきましょう。
まず目に付くのが沈胴なのに飛び出ている鏡胴でしょうか。
これがボディに完全に引っ込めばコンパクトなんですけどね。
背面の液晶画面は1.8インチと当時の標準サイズ。バッテリーの目盛が1つになると背面液晶は使えなくなります。その場合はファインダーでの撮影となり、露出等は勘になります。そのファインダーは距離連動、明るくて見易いです。撮影情報が表示されると良かったのですが。
ボタンはMENU・OK・選択とシンプルです。
上部は撮影の設定に関するボタンが集中しています。
目を引くのが露出補正がスイッチ式な所でしょうか。簡単に壊れそうで操作に気を使います。
右側のスイッチでプログラムオートと絞り優先が選択できます。
レンズはKODAK EKTANAR。フィルム時代にあったEKTARの子孫でしょうか?
広角側が28mmと、当時としては珍しい画角を装備していました。
ストラップ用の金具。昔の一眼レフみたいですね。
記録メディアはコンパクトフラッシュです。2Gを越えると読めません。
今更2G以下のカードなぞ買えないので変換アダプタで対応しました。
1Gあれば1000枚撮影できるので充分でしょう。
ちょうど休みの日が晴れたので持ち出してみました。
撮影地は今年4月に廃止になった屋代線の綿内駅です。
背面液晶が劣化して良く見えないので、ファインダーを覗いてオートで撮ってみました。
撮影条件が良いというのもありますが、私好みの発色です。
駅舎はバスの待合所になっているようです。屋代線の駅舎は開業当時のものが多く残るので
近いうちに訪問しておきたいですね。
写真を確認していて気づいたのですが、時計の文字盤が面白いです。他の駅が気になります。
このカメラの弱点は電池が全然もたない所でしょうか。フル充電で撮り始めて、駅を出る頃には
目盛が一つ減っていました(30分ぐらい)。バッテリーが劣化しているのかもしれませんが・・・。
新品を購入して再検証してみたい所です。
色々不便な所はありますが、古いから仕方ないかと許せてしまう楽しいカメラでした。
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撮影日 2012.10.8